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Channel: Tokyo Ride
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立ち退き

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ちょっと前のこと ・ ・ ・

世田谷に住む知り合いの女の子の住んでいるアパートのこと、
その日、自宅に帰ると郵便受けに ”建替えのため立ち退いてください” と言う内容の紙切れ一枚が入っていたそうです。

不審に思い大家に確認をとると、アパートは大屋さんの都合(税金問題との事)で、不動産屋に売ったと言うのである。

問い合わせるのも面倒なので、そのままにしておくと、手紙が来て立ち退きの保障内容(立退き料30万弱)と物件明け渡しの督促状が届いたのである。

明け渡し日は3ヵ月後、じつはこのとき、最初の通知、つまりポストに紙切れが投函されてから3ヶ月が過ぎていたのです。
その翌日、立ち退きの担当者と名乗るおっちゃんから電話がある。
送付した書面に署名と捺印をして送ってくださいとのこと

あわてて、その手のことで当てにできそうなところを捜すと、世田谷借地借家人組合というところに相談することにした。

立ち退きは、6か月前に通告する。
立退き料は、家賃半年分
敷金、引越し代金は、交渉によるとの事
当然交渉には、金が要る。

内容は、不動産屋が提示してきた内容に酷似していたので、

ここに頼んでは、ダメだと判断、そこでお世話になっている弁護士に相談する。

代々木総合法律事務所です。

弁護士さんに事情と
世田谷借地借家人組合の条件を話すと、”ふざけてんじゃないの”
と憤慨していた。 そして ”1年分はもらわないとダメよ” と ・ ・ ・

はじめから相談しとけばよかったよ。

早速、弁護士さんの指示に従い書類を作成し、相手方へ送付
翌日、担当者から電話がかかる。

もちろん電話交渉は決裂。

立ち退きはすでに通知済みなので、立ち退かないのであれば、法的手段も持さないとの事
後日、保障内容と、立ち退きに関する条項が付け加わった書面が届く
立ち退かない場合は、工事が延びるための損害金として、64000円が毎月発生すると書いてあった。

電話の内容と、手紙を持って弁護士さんのところへ

”望むところよ” と言って、こんな書面法的強制力は何もないから無視してくださいとのこと
そして、立ち退く必要はないし、契約の更新もできるから心配しなくて良いと言われ

”しばらくほっときましょう”

そう、何もしないことになったのです。
その間、廊下の電気が消え、玄関の電気が消えた。微妙な嫌がらせ?

そして、最後の住人になった。

最初の通知から約8ヵ月後、立退き料として家賃1年分と保証金を提示してきたのである。
弁護士さんは不満だったようで、”あなたがいいなら書類にサインすればいいんじゃない”
と、やる気満々だなと思ったけど、潮時だと思いサインをして、3ヵ月後に引っ越すことになった。

それにしても、ひどい不動産屋もいる。 紙切れ一枚で立ち退きの通告をして、事情も説明しない。 すんでいる人の事などこれっぽっちも考えないのであろう。 お金はもらえるにこしたことはないが、精神的につらいものがある。 たかが電話と手紙だと侮るなかれ、大変ですよ。 

できれば、不動産屋にはひどい目にあってもらいたいと願う。

ちなみに、あとにはマンションが建つそうである。
立ち退きの一席でした

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