多摩湖へサイクリングに行きました。 ここは西武遊園地の前です。
とは言ってはみたが、遊園の入り口に立ってはみたものの、実につまらない。
それはそうだ、ぼくは遊園に遊びに来たのではなく、ついでに寄ってみただけなのだから。
物見遊山としゃれ込める程、余裕のある性格ではないのが残念だが、男、1人でいる遊園地ほど見ていて悲しいものはない。 などと考えて、遊園沿いを走るモノレールに併走して走る。しばらくすると路面凍結を防止のための加工が路面に・・・・” ガ・ガ・ガ・ガ・ガ・ガ ” 「半端ない振動が、うががががが」
道路を放棄して歩道を走ることにする。
実はさっきから気にはなっていたのだが、遊園とは反対側、ぼくから見て左にサイクリングロードっぽいものが ・ ・ ・ しかし、歩道への入り口がなかなか見つからない。 しかたがないので、自転車を担いで歩道へと、そこはサイクリングロードだった。
ぼくは、多摩湖沿いを走っていたのである。
「なんとなくそんな気してたんだよな」
道路と違い走りやすい。 さすが、サイクリング用だ。 思わず感心する。
このまま、先に進むのもいいが、遊園の入り口のほうへと戻ることにした。
途中まで戻ると、道は自然と公園の中へと続いていた。
「なるほど、ここをスタートにして周ってみよう」
入り口に止まって、ぬるくなったコーラを一口飲んで、出発。
ぼくは、時折木漏れ日がこばれる中、快調に走った。 ”天気に感謝!”
10分ほどした時、このコースをなれた様子で走る人を見つけた。
「これはもうついていくしかないっしょ」と思い、 ぼくは彼の後をついて走ることにきめた。
ぼくの決断が正しかったことは20分ほどで証明された。
とても快適に多摩湖沿いのサイクリングロードを走っているからである。
道の状態や、コースの曲がり具合など、ここをよく走っているのであろう。 後ろについていて楽に走っていられる。 今日は天気もよく、彼には悪いがよい道案内もいる。
彼の後ろについて、40分ほどだろうか、サイクリングロードから一般道に出て少し走った頃、武蔵大和駅をすぎたところで、ちょっと勾配のある坂道を彼は登りだした。
「・ ・ ・ お そ い ・ ・ ・」 どうしようかと考えた。
勢いよく彼を追い越したはよいが、道も知らないで先行して、彼を見失うのはちょっと、と考えていた。
ぼくは、楽に走るほうを選んで、後ろを走った。 ちょっと”へなちょこ”である。
あとで思うのだがきっぱり追い越せばよかったと後悔した。
なぜか? 坂道は西部遊園地の入口へと登っていくからである。
「ああ、ここにでるのか」
道がわかれば、もう後ろについていることはない、道案内代わりのおいさんは、さっさと追い越して、ぼくのペースで走ることにした。
それにさっきは後ろについていたので、寄り道することができないでいた、実はちょっと止まってみたいところがあるのだ。
西武球場前をすぎてしばらく行くと、多摩湖の湖面を望める橋があるのが見えた。
そこで止まって、写真を撮ろうと考えていた。
走ること数分、目的の橋へ、10分ほど休憩にする。
自転車を欄干に寄せて休憩する。 イスほどの高さのあるコンクリに座っていると、橋の向こうからやってこられた中のよい老夫婦が、ぼくの横に腰掛けて、多摩湖を眺めていた。
横に座っているぼくまでのんびりとした気分を味わうことができた。
時計は16時をすぎていたので、一周して帰ることにする。
少しかげったサイクリングロードは、のんびりと走るには気持ちがよかった。
とは言ってはみたが、遊園の入り口に立ってはみたものの、実につまらない。
それはそうだ、ぼくは遊園に遊びに来たのではなく、ついでに寄ってみただけなのだから。
物見遊山としゃれ込める程、余裕のある性格ではないのが残念だが、男、1人でいる遊園地ほど見ていて悲しいものはない。 などと考えて、遊園沿いを走るモノレールに併走して走る。しばらくすると路面凍結を防止のための加工が路面に・・・・” ガ・ガ・ガ・ガ・ガ・ガ ” 「半端ない振動が、うががががが」
道路を放棄して歩道を走ることにする。
実はさっきから気にはなっていたのだが、遊園とは反対側、ぼくから見て左にサイクリングロードっぽいものが ・ ・ ・ しかし、歩道への入り口がなかなか見つからない。 しかたがないので、自転車を担いで歩道へと、そこはサイクリングロードだった。
ぼくは、多摩湖沿いを走っていたのである。
「なんとなくそんな気してたんだよな」
道路と違い走りやすい。 さすが、サイクリング用だ。 思わず感心する。
このまま、先に進むのもいいが、遊園の入り口のほうへと戻ることにした。
途中まで戻ると、道は自然と公園の中へと続いていた。
「なるほど、ここをスタートにして周ってみよう」
入り口に止まって、ぬるくなったコーラを一口飲んで、出発。
ぼくは、時折木漏れ日がこばれる中、快調に走った。 ”天気に感謝!”
10分ほどした時、このコースをなれた様子で走る人を見つけた。
「これはもうついていくしかないっしょ」と思い、 ぼくは彼の後をついて走ることにきめた。
ぼくの決断が正しかったことは20分ほどで証明された。
とても快適に多摩湖沿いのサイクリングロードを走っているからである。
道の状態や、コースの曲がり具合など、ここをよく走っているのであろう。 後ろについていて楽に走っていられる。 今日は天気もよく、彼には悪いがよい道案内もいる。
彼の後ろについて、40分ほどだろうか、サイクリングロードから一般道に出て少し走った頃、武蔵大和駅をすぎたところで、ちょっと勾配のある坂道を彼は登りだした。
「・ ・ ・ お そ い ・ ・ ・」 どうしようかと考えた。
勢いよく彼を追い越したはよいが、道も知らないで先行して、彼を見失うのはちょっと、と考えていた。
ぼくは、楽に走るほうを選んで、後ろを走った。 ちょっと”へなちょこ”である。
あとで思うのだがきっぱり追い越せばよかったと後悔した。
なぜか? 坂道は西部遊園地の入口へと登っていくからである。
「ああ、ここにでるのか」
道がわかれば、もう後ろについていることはない、道案内代わりのおいさんは、さっさと追い越して、ぼくのペースで走ることにした。
それにさっきは後ろについていたので、寄り道することができないでいた、実はちょっと止まってみたいところがあるのだ。
西武球場前をすぎてしばらく行くと、多摩湖の湖面を望める橋があるのが見えた。
そこで止まって、写真を撮ろうと考えていた。
走ること数分、目的の橋へ、10分ほど休憩にする。
自転車を欄干に寄せて休憩する。 イスほどの高さのあるコンクリに座っていると、橋の向こうからやってこられた中のよい老夫婦が、ぼくの横に腰掛けて、多摩湖を眺めていた。
横に座っているぼくまでのんびりとした気分を味わうことができた。
時計は16時をすぎていたので、一周して帰ることにする。
少しかげったサイクリングロードは、のんびりと走るには気持ちがよかった。
帰り道は、もと来た道を帰るのもなんなので、武蔵大和駅近くのそば巴屋の前にいた人達に、新青梅街道までの道を教えてもらった。
教えていただいた道は、抜け道らしく街道まで10分足らずだった。
「なんだこんなに近かったのか」 来るときはずいぶんと遠回りをしたんだ。 やっぱり地図はちゃんと見ないとな。 家に帰り着いたのは18時過ぎだった。
帰ったらシャワーを浴びてのんびりとした。 おわり